防水ソフトケースの歴史

コラム

密封チャックを使った防水ソフトケースは今でも弊社の主要ソリューションですが、かなり長い歴史があります。

最初はストレートタイプの携帯電話用防水ソフトケース「アクアトーク スタンダードタイプ」が開発されました。
1980年代には1キロ近くあった携帯電話も小型軽量化が進み、1990年代後半には弊社の社員も携帯電話を持って仕事をするようになっていました。
そんなある日、若手社員の悲痛な声があがったのです。

「やってしもた、ケータイがパーや!」

胸ポケットに入れていた携帯電話をトイレに落としてしまった、というのです。
これが「アクアトーク」開発のきっかけでした。
水に落とさずとも、汗をかいた顔に携帯電話をあてることで故障するリスクが絶えずあった、という事情もありました。

当時は分厚いビニール製や、袋の口を何度か折り曲げるタイプの防水袋が出回っていました。それに対して弊社では、開発されたばかりの防水チャックを使って防水ソフトケースを開発しました。携帯電話にストラップを付けるのが当たり前だった時代なので、防水ソフトケースにストラップが付けられるような工夫も施しました。

アクアトーク ガラケー 携帯電話 防水ソフトケース
アクアトーク タブレット スマートフォン 防水ソフトケース

最初はストレート携帯電話向けから始まった防水ソフトケースですが、やがて折り畳み携帯、スマートフォン、ノートパソコン、タブレットと守備範囲を広げていきました。携帯電話をトイレに落としてしまった社員も、自分の失敗がまさかロングセラー商品のきっかけになるとは夢にも思わなかったでしょう。

この防水ソフトケース、見たところとてもシンプルな製品のようですが、地味なところで色々な工夫があります。これはこれで長い話になるので、また別の機会に……。

地味ながら工夫に満ちたこの「アクアトーク」。これを販売するために弊社はネット通販市場へと進出したのでした。その名残は「アクアトーク」という屋号に残っています。
さすがに携帯電話用はあまり売れなくなりましたが、今でもご愛用いただいているお客様もいらっしゃいます。

例えば漁業に携わるお客様。船では手袋をしていてスマホは操作できないので、いわゆるガラケーをお使いになるそうですが、ガラケーも濡れると困るということで弊社の防水ソフトケースをご使用いただいているとお聞きしたことがあります。

このお客様のほかにも「ストレート携帯電話用の防水ソフトケースをリモコンを入れるのに使っている」という面白いレビューを拝見したことがあります。
しっかりとした防水性能だけじゃなく、サイズや形状、バリエーション豊富なアクアトークの防水ソフトケース。いろいろ試してあなただけの使い方を見つけてみては?

CONTACT US

お問い合わせ

圧縮袋、防水ケース、スライドジッパーのOEMやオリジナル製品の製造についてご不明な点などお気軽にお問い合わせください。